セキュリティの顔認証で活用されているエッジコンピューティング

エッジコンピューティングとは端末に近い場所で処理を行う仕組みやそれを行うためのコンピューターのことだ。IoTがビジネスシーンのみならず一般社会に広く普及しているなか、このエッジコンピューティングが注目を集めるようになっているのだ。

そんなエッジコンピューティングの代表的な活用事例としてセキュリティの顔認証が挙げらる。店舗やオフィス、あるいは大規模なビルなどで顔認証の導入が進んでいるのだ。これによってセキュリティ環境を大幅に向上させることができるわけだが、ここでエッジコンピューティングのメリットが活かされているのだ。

IoTの導入によってさまざまなデータをインターネット経由で送信・共有することができるようになった。しかし便利な一方でつねにネットへのアクセスが必要とする環境ではネットワーク回線に大きな負荷がかかってしまい、速度や安定性の低下といった問題を抱えることになる。大規模なビルのように多くの人が頻繁に出入りする環境の顔認証システムでこうした従来のネットワーク環境を活用したやり方を取り入れると非常に大きな負荷をかけてしまうのは避けられない。

そこでネットワーク回線を接続する土台となるクラウドサーバーとは別にネットワークの末端(これをエッジと呼ぶ)で処理を行うシステムを導入することで顔認証の際のネットワークへの負荷を大幅に軽減し、かつ効率の良い処理を可能にしているのだ。

このように高度な情報社会のなかで膨大な情報がネットワークや端末でやり取りされる時代になっているからこそ、エッジコンピューティングのような技術への需要が高まっているということなのだろう。